当社の事業は建造物の基礎の「ボーリング調査」を行っています。
建築や土木業界においては一般的なボーリング調査ですが、市民にはあまり知られていない調査かもしれません。
ボーリング調査とは?
ボーリング調査とは、ボーリングマシンで穴を掘って地盤の強度、地層構成などを調べる調査のことで、建物や構造物の基礎・工法はボーリング調査結果を基に決められます。
ボーリング調査の流れ
1.調査地点の割り出し
はじめに、実際にボーリング調査をしていく地点を決めていきます。
調査前に地中埋設物がないか試掘して、安全性を確認後、調査地点を確定します。
2.モノレールの架設作業
地質調査の現場は、山林など足場の悪い場所で行われることも多くあります。
モノレールは、目的地まで安全に機械や資材を運搬するためにも必要です。
3.ボーリングマシンの設置
調査地点に足場とやぐらを仮設していきます。
仮設ができたら、ボーリングマシンを設置して調査を始めます。
4.ボーリング調査の実施
ボーリングマシンを稼働させ、調査地点を掘削していきます。
1mごとに掘削と貫入試験を行い、N値(地盤の強度を表す数値)を算出し、コア箱に収めていきます。
5.ボーリング報告書の作成
コア状況を観察して、ボーリング柱状図や地質断面図を作成します。
必要に応じて、土質試験を行います。
ボーリング柱状図・地質断面図・土質試験結果および地形地質状況などから調査結果を報告書にまとめます。
以上の流れで、ボーリング調査を行っていきます。
作成した報告書とコア箱をお客様へと引き渡して、納品となります。
当社が納品したデータを元にして、建物や構造物を建てるために必要な基礎や工法が定まっていきます。